令和6年度 2学期

9月13日(金)朝の農園で

見えないところでも、様々な面で地域の方に支えていただいているおかげで、第四中の教育活動が成り立っています。その一例として、登校時間よりもはるかに早い時間からの出来事を紹介します。
農園の活動をいつも支援していただいている地域の方に、朝早くから学校農園を耕していただきました。大型のトラクターが通過した後の耕された土の表面は、清々しさを覚えるほど綺麗に整っています。これを人力で進めようと思ったら、途方もない時間がかかるはずです。
耕していただいた畑に畝(うね)を作り、カブやダイコンなど、これから冬の野菜を栽培する予定です。

9月12日(木)ディレクター兼パーソナリティー

放送委員会の仕事の1つに、「お昼の放送」があります。気温や天候に左右されるはずはないのですが、音量については毎日微妙な調整が必要なのだそうです。
廊下のスピーカーから流れ始めた音を確認した生徒は、操作盤の前に座る生徒に「(音量は)大丈夫!」と伝えます。ここまでは試験的な放送で、ここから本編へと入っていきます。「今日の給食は、スパゲティミートソース、コールスローサラダ・・・」卒なくアナウンスをこなし、BGMのコーナーへと静かに移行していくのでした。

9月11日(水)English recitation

ふるさと新座館を会場に、新座市内の英語弁論暗唱大会が開かれました。
出発の直前まで入念なリハーサルを繰り返していた3人の本番は、どうだったでしょうか。・・・本番の舞台は、これまでの練習の成果を伸び伸びと発揮できた、素晴らしい英語の暗唱でした。
聴衆に語りかけるように、豊かな表現力を駆使しながらのスピーチが、静謐(ひつ)な会場内に響きます。スピーチの内容を聴いて、審査員のAETが思わず声を上げて笑ってしまう場面までありました(私はそこまで深く理解できず、笑いについていけませんでしたが・・・)。
他校の生徒も同じように、圧倒されるほどのスピーチを聴かせてくれました。出場した生徒全員にとって、貴重な経験の場になったはずです。

9月10日(火)ふらっとFLANETへ

「ソーシャルスキル」は、日常的に使われる言葉でもあります。人との関係を築いたり、一緒に生活したりする際に必要な力のことです。成長と共に、自然に身に付いていく面もありますが、訓練によって高まる能力でもあります。
「FLANETルーム」では、ニーズに応じた個別の指導が行われています。「ん-、それは…卵と油と…あと、酢を混ぜ合わせたものです。」あるお題について、自分の言葉を駆使して相手に伝える、といった活動が行われていました。「あ、それはマヨネーズですね!」「そうです」
これはほんの一場面ですが、様々な取組を通じて、教室での学習や生活がしやすくなるように、継続的な指導が行われています。

9月9日(月)話合い、学び合い

50分間の授業の中で、「周りの人と確認し合ってみよう」「グループで話し合ってみよう」という場面が何度も設定されていました。3年生の数学です。
隣どうし、あるいは座席の前後どうしなどでよく意見交換していましたが、「二次関数のグラフを書くとき、なぜ定規で線を引いてはいけないのだろうか」という問いについて考える場面では、しばらくの間沈黙が続いていました。「パラボラ」という単語の意味が「放物線」だと知って、「そうだったのか!」と膝を打った高校時代をふいに思い出しながら、その静寂を見守っていたのでした。

9月6日(金)プロフェッショナル的集団

昨年度から、清掃活動は毎日ではなく、週3日行うことにしています。大勢が活動する学校なので、中1日空けるだけでもそれなりに汚れるものです。
広い体育館のフロアや2階のギャラリーは、数人で手分けしてモップをかけています。端まで進んだところで見せてもらいましたが、かなりの量のほこりが集まっていました。
ステージやトイレなど、一口に体育館といっても掃除をしなければならない場所は多岐に及びます。分担に従って清掃が行われている様は、「プロフェッショナル」という単語が連想されるほど整然と、しかも効率よく進められているのでした。

9月5日(木)朝の武者修行

来週の水曜日に向けて、夏休み中も熱心な練習が続けられてきました。市の「英語弁論・暗唱大会」に向けた練習です。四中から出場する3人はかなり仕上がってきたようで、今日からは「実際に人前で話す」ための練習を始めました。朝の会の時間を使って、クラスの全員に向かってスピーチを行うのです。自分のクラスとは限らず、日替わりでいくつかのクラスを巡る、いわば「武者修行」です。
大勢の視線を浴びて、おそらくとても緊張することと思います。これを乗り越えて、本番では伸び伸びと力を発揮して欲しいと思います。

9月4日(水)髪対応

ちらほらと、首にタオルを掛けている生徒が見受けられるのは、教室の中が暑いせいではありません。新しいエアコンにより、教室内はほどよく冷えています。
前の時間にプールで泳ぎ、濡れた髪の毛対策としてタオルを掛けているのです。
授業計画の関係で、今年度は2学期に入っても水泳の授業が続けられています。曇天の昨日はやや寒そうに見えましたが、晴れて気温も上がっている今日は、プール日和(?)といえそうです。

9月3日(火)まるで〇〇〇のような滑らかさで

20日(金)の合唱祭当日を前に、中間発表会的な時間を学年ごとに設けています。それを「プレ合唱祭」と呼んでいます。当日の並び方など、「プレ」よりさらに前段階の確認も含めた取組を、1年生が行っていました。「プレ」より前という意味で、「プレプレ合唱祭」などという単語が飛び交っています。
「足音を立てたりせず、スマートに移動しましょう」という指示を受けた1学年の全員は、まるで東京駅に入線する新幹線のごとき滑らかさで、フロアからステージ上までの移動を完了させていました。
歌声を聴くのはもう少し先の楽しみにとっておきます。

9月2日(月)授業も始まり

上の階から流れてくる、しょう油の香ばしい香りの発生源は、やはり調理室でした。調理実習で豚の生姜焼きを作っているのは、2年生のあるクラスです。同じく2年生の別のクラスでは、タマネギの薄皮をはがして、細胞を顕微鏡観察しているところです。さらに別のクラスでは、夏休み中に各自が制作した絵画作品の鑑賞会(?)が開かれています。私は数点しか見ていませんが、市内の風景を描いた水彩画は、伸びやかな構図と夏らしい色彩で、いかにも「夏休みの宿題」といった趣の作品たちでした。

8月30日(金)雨の日の知恵

某サーフウェアに付いているシンボルマークのような足跡が、廊下に点々と並んでいました。
台風10号の影響により、あいにくの雨です。しっかり降っているので、さすがに傘を差していない人はいません。それでも、見るからに靴下がビショビショに濡れてしまっている生徒が何人もいます。「替えの靴下があります」と、その場で履き替えている人もいますが、中には上履きも履かず、そのままペタペタと教室へ向かう生徒もいました。これが、廊下に点々と足跡が残る理由なのでした。
そんな中、靴下の上にポリ袋を1枚履いてから靴を履いてきた生徒を見かけました。ちょっとした生活の知恵です。

8月29日(木)戻ってきた日常

穏やかな表情とさざめきの中、夏休み明け最初の一日が始まりました。
昇降口で上履きに履き替えた四中生たちは、お互いに言葉を交わしながら、自分たちのフロアに向かって階段を上っていきました。
多くの教室には、担任からのメッセージが黒板に書かれています。それを読み、「また、いつもの場所に戻ってきたな」と、少しホッとした気持ちになったでしょうか。

8月26日(月)機器交換工事が進み

間もなく2学期が始まります。
この夏休み中、校舎内すべてのエアコン機器を更新する工事が進められてきました。
当初の計画どおり順調に作業が進み、新しいエアコンから爽やかな涼風が吹き出し始めたところです。当然のことながら、作業は「エアコンのない」中で行われます。
猛暑の中、精力的に作業を進めていただいた業者の方のご苦労も想像しながら、大切に、そして快適に使って欲しいと思います。

8月8日(木)暑いTrack & Field上での熱い闘い その2

四中の陸上部から、2名の選手が関東大会への出場を決めていました。円盤投げの3年生と100mの1年生です。それから3週間弱、今日に照準を合わせて準備を重ねてきたのでしょう。
応援のため、私も世田谷の駒沢オリンピック公園陸上競技場に行ってきました。競技を終えた2人が異口同音に口にしたのは、「緊張しました」という一言です。関東各都県から強者が集まった会場は独特な雰囲気に包まれており、緊張しない方が不思議です。その緊張感とも闘いながら、両選手とも持てる力を十分発揮していた、と私は感じました。

そして、100mの予選を1位のタイムで通過した1年生の選手が、決勝でも自己ベストの好タイムを叩き出し、見事優勝を果たしました。おめでとうございます!この先の活躍も楽しみです。(画像は一部加工してあります)