令和6年度 2学期
12月3日(火)着る物、持ち物
1年生の4クラスで、同時に同じ資料の読み合わせが行われていました。スキー林間学校当日の、服装や持ち物などについてまとめられた資料です。「ではここまでで、質問のある人はいますか?」
あるクラスでは、その後しばしの沈黙が続いたため、機転を利かせた実行委員が「では、2分間取るので周りの人と確認しあってください」と時間を設けました。すると・・・私のそばに座っていたある生徒がクルリと振り向き、「ゴーグルって何ですか?」「泳ぐときに使うやつですか?」こう私に質問してきました。
「せっかくだから、あとで全体の場で聞いてみるといいよ」と答えてみたのですが、そこはためらいがあるようで、「いやー」と静かに前へ向き直ってしまいました。
12月2日(月)私たちの学び
「もっと効果的で、もっとよい授業に」するための取り組みは、年間を通じて続けています。お互いに授業を見合って、意見やアイディアを出し合う日常の取組だけでなく、時には外からの目で客観的に見ていただくことも必要です。
本日は、各教科指導の専門家7名をお迎えして、実際の授業を見ていただきました。それを基に、教科担当間で協議したり、ご指導いただいたりすることで、授業の質的な向上を目指す研修会です。「これで完成」といったゴールはない取組ですが、現状に甘んじることなく推し進めていくことが大事だと考えています。
11月29日(金)活躍の証、多数
文化面、スポーツ面など、様々な分野で四中生が活躍しています。その人数が多く、通常の全校集会では渡しきれないほどの数となったため、臨時の全校集会を開きました。賞状の伝達に特化した集会を開くのは、珍しいことです。
絵画、柔道、水泳、陸上競技、マーチングバンドで活躍した四中生たちに、賞状やトロフィーを順に渡していきました。実は時間の関係で、今日の臨時集会でも渡せなかった分があります。後日改めて機会を設けることになりますが、これだけ各方面で活躍していることは、純粋に嬉しいことです。
11月28日(木)(株)大和 様より
素敵な贈り物をいただきました。(株)大和様より本校に寄贈いただいたのは、5台もの電子ピアノです。
企業が社債を発行する際、その額の一部をSDGsに資する学校の教育活動などに寄付できる、「SDGs私募債」というしくみが武蔵野銀行さんにあるそうです。(株)大和様と、武蔵野銀行様をお迎えしての贈呈式で、目録を頂戴する際に流れたBGMは、寄贈いただいた電子ピアノによるものでした(BGMをお伝えできないのが残念です!)。
電子ピアノは主に合唱祭で活用する予定で、長く大切に使わせていただきます。ありがとうございました。
11月27日(水)万が一、その時は
今学期の避難訓練は、「不審者が侵入した!」という想定で実施しました。廊下から不審者と教員が揉み合っている大声が聞こえてきたとき、教室ではどうすればよいのか、という訓練です。ドアを施錠したり、机や椅子でバリケードを築いたり、といった対応法を実践してみた後(「犯人」が無事に確保された前提です)は、体育館に集まって基本的な対応について全員で確認をしました。
火事や地震以外にも、「万が一」については様々な事態が想定されます。この先も、新たなアイディアをどんどん取り入れながら、実際の場面で役に立つ訓練を重ねていきたいと考えています。
11月26日(火)思考と仕草
当然のことながら、どの教室からも話し声などまったく聞こえてきません。廊下を歩く際の足音にも気を配るほどです。教室では、期末テストが行われています。
頬杖をつく、首を傾けるなど、集中して何かを考えているとき、人は様々な仕草を見せるものです。中には鷲掴みのように、自分の髪を何度も自分で掴んでは離し、を繰り返しながら思考を巡らせている生徒もいます。静かな学校は、明日も続きます。
11月25日(月)あれから2か月
畑から引き抜いたばかりのカブを見せてもらいました。かなり大きく、しっかりした出来栄えです。6・7・8組の生徒たちが、朝いちばんで収穫作業に励んでいました。
種をまいてから2か月と少しでこんなに立派な作物になるのですから、自然の力は偉大です。しっかり間引きをしたことも、生育に大きく影響しているようです。
これら四中産の野菜は、食材として明日の給食に使われるそうなので、今から楽しみです。
11月22日(金)青空数学教室
遠目には体育の授業で集合しているように見えたのですが、近づいてみると、なぜか数学の授業でした。「青空数学教室」の2年生たちが何をしているのか、少しのぞいてみたところ、ラインカーで地面にラインを引いています。「何をしているのかな?」「外で、コンパスや分度器を使わなくても90度(直角)のラインが引けるかを試しているところです」
運動場にサッカーなどのコートを作るとき、実際に使われている方法のようです。三平方の定理を机上だけで完結させるのではなく、外に出て、実生活の場面を想定して実際に使ってみるという、なかなかよい学びでした。
11月21日(木)次代へのバトンタッチ
「光陰矢の如し」という諺(ことわざ)があります。月日の経つのが、まるで放たれた矢のようにとても速く感じられることを表しています。1年間、様々な活動で駆け抜けてきた第48代生徒会本部役員から、第49代への引き継ぎが行われました。
現本部役員への引き継ぎが、つい先日の出来事のように感じられますが、あれから約1年が経った訳です。現会長(今日は副会長が代行)から、新会長へと大きな鍵を受け渡す恒例のセレモニーも、ついこの間見たような気がするのは私だけでしょうか!?
新役員さんたちにも、ぜひ「自治」とはどうあるべきかの自問自答を繰り返しながら、活躍して欲しいと願っています。
11月20日(水)近未来の模擬体験
近隣の高校5校の先生方が、お忙しい合間を縫って来校してくださいました。
2年生を対象に、高校の授業を実際に行っていただいたり、高校の様子などについて説明いただいたりしました。いわゆる「出前授業」です。
各教室の黒板には、「情報の暗号化」や「仮定法とは」「自称詞と対象詞」など、いかにも高校の授業らしい用語が示されています。
2年生の大半は、進路についてまだ漠然としたイメージしか持っていないと思いますが、模擬的にでも体験することにより、「上級学校」に対するイメージがグッと湧いてきたことと思います。来校いただいた高校の先生方、ありがとうございました。
11月19日(火)封筒を手に
教育活動にかかる様々な費用が、軒並み上昇しています。今朝は、音楽の授業で使うリコーダーの販売がありました。業者さんに聞いてみたところ、「努力はしているものの、やはり価格は上げざるを得なかった」とのことです。登校してきた生徒が次々とお金の入った封筒を出し、引き換えに新品のリコーダーを受け取って校舎に入っていきました。せっかく買ったリコーダーを大切に、そして最大限有効に活用して欲しいものです。
11月18日(月)衣替え、銘々
風の冷たい朝です。登校してくる四中生たちも、少しずつ上着の着用率が高まってきました。それでもまだワイシャツ姿の方が多い印象です。荷物を増やしたくないためか、寒さに強いためか、毎年世間の流れよりも少し遅れて、冬の装いへと移り変わっていきます。
若干名は、まだ毎日半袖のワイシャツ姿です!
11月17日(日)ふれあい防災キャンプ 2日目
【7:00~】
体育館だけでなく、福祉避難スペースの武道場で泊まった方も、寒さに震えることなく睡眠がとれたそうです。体育館や武道場にエアコンが設置された効果は大きいようです。7時に明かりがつき、その10分後には皆で輪になってラジオ体操という健康的な朝の流れです。
【8:00~】
5年間保存できる備蓄用パンの試食を兼ねた朝食の後は、撤収作業です。このためだけに駆けつけてくれた学生さんたちの力も借りて、作業は一気に進みました。
来ないに越したことはありませんが、来たるべき災害時に備えた訓練は、順調に2日間のプログラムをこなしながら、無事に幕を閉じました。北二福進協の皆様、大変お疲れ様でした。
11月16日(土)ふれあい防災キャンプ 1日目
「もしも災害が起きたら…」を想定して、地域の皆さんが避難所を運営したり、災害を疑似的に体験したりしてみる、北二福進協主催のキャンプです。本校を会場として実施するのは、初めての試みです。
【9:00~】
朝早くから地域の皆さんが大勢集まり、まずは会場の設置作業に取り掛かり始めたところです。
【11:00~】
災害用トイレで使う水は、雨水タンクから確保します。文字どおりのバケツリレーで、大きなポリバケツに水を移していきます。そして(なるほど!)と膝を打ったのが、洗濯用ピンチハンガーの活用です。数の限られた紙コップなども、名前を書いてこうして吊るしておけば再利用が可能です。長年の経験から編み出された知恵なのでしょうか。腹ごしらえして、午後からの受付開始に備えます。
【13:00~】
瓦礫に挟まれた人を助ける訓練や、震度7の揺れがどの程度かを体感できる起震車の体験、実際に段ボールベッドやマンホールトイレに触れてみる体験など、多彩なメニューの防災プログラムが進んでいます。消防車もこれだけの台数が並ぶと、壮観です。
【17:00~】
「防災プログラム」としての閉会式を終え、ここから先は宿泊体験につながる流れとなります。早めの夕食を終え、紙芝居を観たり、歓談したりする、すこしゆったりとした時間です。
「この長い夜をどうやって過ごす?」参加している四中生に聞いてみました。「あ、勉強道具を持ってきました」…一瞬冗談かと思いましたが、どうやら事実のようです。
11月15日(金)〇〇移動
「これをこうやってこっちに動かせば・・・」と身振り手振りを交えて説明すれば、おおよそ相手には伝わります。しかし、それを言葉だけで説明するためには、基礎的な知識と、論理的な表現力が求められます。
1年生が、図形の移動について学習しているところです。今日取り組んでいるのは「平行移動」でした(他には、「回転移動」や「対称移動」があります)。
「平行移動したとき、点Aと点A′が『対応する点』になっています」のように説明すれば、誰に対しても正確に伝わります。こうした学習の積み重ねが、論理的な考え方や表現力を鍛えることにつながっていきます。
11月13日(水)探検隊の訪問
背伸びをして、ドアの窓から授業の様子をのぞいてはメモを取り、音楽室や理科室に入って、椅子に腰かけてみてはまたメモを取っています。新開小の2年生が、「まちたんけん」で四中を訪れました。小学校との違いや気づいたことを、熱心に取材しています。
魚屋さんや肉屋さんなど、町の中にあるお店や施設をグループごとに訪ね、学校に戻ってお互いに取材結果を報告し合うのだそうです。
さて、四中の様子はどのように伝えられるのでしょうか。
11月12日(火)面談での話題は
二者や三者による面談の期間が続いています。1年生や2年生は、学習のことや学校生活のことなど、その話題は多岐に及んでいるようです。3年生は、進路決定に向けた具体的な確認や相談が、内容の大半です。
3学年の廊下に設置された掲示板は進路情報で埋め尽くされ、進路コーナーも1学期までと比べると、密に情報が詰まっている印象です。いたずらに焦ったり、不安になったりする必要はありません。自分にとって必要な情報を把握し、スケジュールを立てて学習や手続きの準備を進めていけば、大丈夫です。
11月11日(月)自分が映える色を知って
機能性はもちろんのこと、デザインや色使いなども、衣服にとって重要な要素となります。家庭科の授業で、1年生がカラーコーディネートについて学習していました。
服の代わりに、数種類の色画用紙を体に当ててみて、「どっちの方が似合う?」とお互いに意見や感想を述べあっています。自分に似合う色、「パーソナルカラー」を知った上で、それを生かした衣服のコーディネートを考える、といった学習内容のようです。
生活を快適に、そして豊かにするための知識や技能も、授業を通じて身に付けていきます。
11月9日(土)見ごたえ、聴きごたえ十分の
9月に行われた県大会からおよそ1か月半の間に、作品はさらに磨き上げられていました。マーチングバンドの関東大会が、本日さいたまスーパーアリーナで開催されました。
各都県の大会で好成績を収めた強豪が集まる中で、第四中はしっかりと存在感を示していました。いつものとおり、会場内では撮影できず、様子を紹介できないのが残念ですが、披露した演奏演技は前回よりもさらにクールで、躍動感のある見ごたえ聴きごたえ十分の作品でした。
夜になって、マーチングバンド協会のHP上で結果が発表されました。
第四中学校は・・・見事金賞で、12月に行われる全国大会への出場が決定です!!おめでとうございます!
11月8日(金)頭を使って
踏み切り板で力強く跳ね、跳び箱上部に頭のてっぺんをつけながら前回りする技を、「頭跳ね跳び」というそうです。
3年生がこの跳び方を練習していました。自分の技能段階に応じた練習ができるよう、レーンによって設定が少しずつ変えられています。跳んでいる様子を撮った動画を分析したり、お互いに助言しあったりしながら、少しずつ技能が高まっていることが見ていても分かります。何でもそうですが、上達を実感できると楽しいものです。
11月7日(木)3回シリーズの最終回
3年生は3回目、中学校では最終の受講となる、「性の講演会」です。今年度も、助産師の櫻井裕子さんに講師をお願いしました。
学年別に実施しており、段階を追って知識や考え方が身に付くような内容になっています。ユーモアを交えながら核心に迫っていく櫻井さんの講演は、開始直後から自然に引き込まれていく絶妙な流れになっています。年に1回ではありますが、生徒たちがこれから幸せに生きていく上で必要な、知識や考え方を身に付けるための大切な時間です。
11月6日(水)かわいい秋の風物詩
砂場に向かって勢いよく走り、踏切手前では「トーン、トトン」といったリズムを刻むと、うまく跳べるようです。走り幅跳びが何本も続く中、かわいいお客さんたちがやってきました。毎年恒例の、しらかば幼稚園に通うちびっ子たちによるドングリ拾いです。『何個拾うのかな?』「5こ拾う」「11こ拾う!」「100こ拾う~」
中学生たちも、手をつないでマテバシイの木に向かう園児たちの方に目を向け、ニコニコと手を振っていました(「向こうに入りたい」とつぶやく中学生もいました)。ほほ笑ましい交流のひとときです。
11月5日(火)3日間の公開
「彩の国教育週間」(11/1~7)に伴い、今日からの3日間を学校公開期間としています。体育祭などの学校行事だけでなく、教室での日常の様子もぜひご覧いただきたいと思います。
生徒用の昇降口を入ったところに受付場所を設けており、PTAの皆さんに交代で受付を担っていただいています。1年生や3年生は1クラスあたりの人数が多く、教室後方のスペースは「ゆったり」とは言えませんが、早速朝から教室内で参観いただいている保護者の方の姿をお見掛けしました。私が見る限り、今日も「よそ行き」ではなく、普段どおりの雰囲気で授業が進んでいます。
11月1日(金)第41回体育祭
今年度の体育祭もまた、開会から閉会までの間に沢山の一生懸命な姿と笑顔が見られました。
速さや力強さ、技術の高さを競い合う様々な種目に対して、出場したすべての選手が真剣に臨んでいたことが、何よりもよかったです。勝ったことに対してだけでなく、力を出し切った後に湧いてくる笑顔も、ごく自然で清々しいものでした。
平日の開催にも関わらず、600名を超える保護者や地域の皆様に参観いただきました。
大勢の方に見られることは、緊張につながることもあるでしょうが、それ以上に励みになるはずです。
好天の下、大きな行事を無事に終えることができました。ありがとうございました。
10月31日(木)メディアで紹介「草バスターズ2」
先週の金曜日に実施した、PTA+草バスターズ2+生徒による除草作業について、本日31日付け埼玉新聞に紹介されました。
今回の作業は四中生たちの参加も多く、記事のとおり和気あいあいとした雰囲気の中、肝心の除草作業も随分とはかどりました。
四中の教育活動が、保護者や地域の皆さんに支えていただいていることを肌で感じることができ、元気が湧いてくるような1時間の作業でした。協力いただいた皆さんに、改めて感謝申し上げます。
(写真の掲載については、埼玉新聞社さんの許可をいただいています)
10月30日(水)授業は授業で
大きな行事の直前とはいえ、授業は授業でしっかり進めていかなければなりません。
写真はいずれも1年生の授業中、給食を食べた後の5時間目の様子です。いずれもよく取り組んでいました。
あるクラスの1コマです。(グラフを見ながら)『増加の逆ってことだから、どういうことかな?』「増加の逆…ん-、激減!?」
数学的に妥当な表現なのかは不明ですが、グラフの傾き具合からその語句が出てきたのだとしたら、なかなか言い得て妙です。
10月29日(火)円滑に進めるために
用具を運んで定位置にセットしたり、放送を流すタイミングを図ったり、といった動きは、ぶっつけ本番ではなかなかスムーズにいかないものです。プログラムに沿って、円滑に進行するためにも、予行は欠かせません。
選手としても、進行を支える裏方としても、生徒たちは至るところで動き回っており、活気のあるグラウンドです。
閉会式の流れまでを確認したところで、ポツポツと雨が降り始めました。今日もまた、天気を味方につけているようです。
10月28日(月)曇天の午後に
天気予報によると、今週は雨がちのとのことです。外で実施できるか危ぶまれた本日午後の練習でしたが、朝のうちに雨は上がり、計画どおりに進めることができました。
たとえ練習でも、綱引きで勝てば歓声が起こり、玉入れでも、相手より多く入っていたチームからは大きな拍手が鳴り渡ります。当日もこの雰囲気にどっぷり浸かり、競技の一つ一つを楽しんで欲しいものです。
10月25日(金)リアルに考える
明後日27日が、衆議院議員選挙の投開票日です。それに先んじて、2年生の社会で模擬選挙が行われていました。
実在の政党が訴える政策のポイントを各自がメモし、自分なりに考え、判断する、といった活動です。自分たちの暮らしをよくしていくのはどの政党、どの候補者なのか、現実感を持って真剣に考えています。
あと数年で選挙権を得る中学生たちにとって、将来の主権者としての大切な学びの場になっているはずです。
※資料取り扱い上の留意点や、政治的中立性の確保等について、文科省及び埼玉県教委からの通知や参考資料に基づいて実施しています。
※画像は一部加工しています。
10月24日(木)大切にしたい、和食の文化
先々週はイワシをおいしく食べるための調理実習、今日は「地域食材を生かした和食の調理計画」を考える授業です。
『一汁三菜のよさってなんだろう?』「栄養素が違う、様々な食材を食べられるところです」『なるほど…では例えば、鮭に含まれているのは?』「タンパク質です」『そうですね、野菜は?』「色々なビタミンです」
このように基礎的な知識を踏まえた上で、新座に根差した食材を生かした献立を、各自が考える作業へと進んでいきました。
こうした授業の積み重ねによって、食への意識や関心が高まっていくに違いない、と感じます。
10月23日(水)会場は整い
大きくは変わらないはずなのに、パッと見て、いつもと違う印象を受けます。1年生から3年生までの各教室は、今日これから行われる中間テストに向けた準備が整っていました。
ある教室のいくつかの机上には、書類やノートの類いが崩れんばかりに積み上げられていました。プリントがくしゃくしゃになっているところを見ると、机の中に押し込まれて、圧縮されたものがごっそり出てきたところのようです。得意不得意はありますが、ものの管理や整理整頓についても、声を掛けながら改善を促しているところです。
10月22日(火)作者自らが披露し
ちょっとしたコント風の動画あり、昭和時代のテレビゲームを再現したような一場面あり、環境映像風の動画ありで、内容はバラエティ豊かです。「スクラッチ」という小中学生向けのプログラミング言語を駆使して作った作品を、作者自らが披露しているところでした。
「難しかったのは、ボタンを押すタイミングと、信号が光るタイミングを連動させたところです」「座標でちょうどいい場所に合わせるのに苦労しました」など、作品制作のポイントも解説されていました。数秒程度の短い作品ですが、努力と工夫の跡が感じられ、楽しませてもらいました。
10月21日(月)少しずつ、気持ちも高まり
キビキビと動くことで全体の雰囲気が締まったものとなり、選手にとっても気持ちが高まってくるというものです。体育祭に向けた本日の全体練習の内容は、開会式や閉会式に動きの確認や練習です。
かつてと比べ、内容や費やす時間が随分と簡素化されたとはいえ、当日もピリッとした空気の中で進めたいものです。全体指揮役の生徒が大きな声でかける号令が、そうした雰囲気を醸し出していました。
10月18日(金)生活で使う言葉
「虻蜂とらず」「馬の耳に念仏」といった諺(ことわざ)を日常会話に散りばめられるようになると、言語生活が豊かになります。その諺かるたから授業がスタートです。また、時事的な話題の記事を読み込んだり、その意味理解を深めたりする活動をテンポよく進めながら、今日のゴールへと向かっていきます。
そのゴールとは、「文章を正しく読み取ることで、薬を正しく服用できるようになること」でした。日常生活と直結した、8組の国語の授業です。
10月17日(木)朝霞地区駅伝大会
朝早くに出発した四中チームは、選手も応援メンバーも会場で自分の役割をしっかり果たしていました。
競技場の関係で、今年度はたすきをつなぐ一般的な駅伝ではなく、「区間」ごとのトラックレースを繰り返し、合計タイムで競うという変則的な形式での実施です。
トラックをグルグルと、3000m、または2000m分走るこの形式は、私も初めて見ました。1周まわるごとにチームの前を通過することになるので、その度に仲間からの力強い応援の声がかけられていました。限られた練習時間の中で、よく頑張りました!
10月16日(水)直接見ることで
行き先によって少しずつ時間をずらして、2年生が次々と出発していきました。
1学期から準備を進めてきた、上級学校訪問です。依頼を受け入れていただいた朝霞地区内公立・私立の各高等学校に、グループで訪問させていただきます。学校の様子を肌で感じられるだけでなく、この先の進路決定に向けた意識も高まっていくはずです。
にこやかに出発した2年生たちでしたが、緊張しながら訪問することになるのでしょう。これもまた、大事な経験です。
10月15日(火)コツコツと、集めたパックが…
4時間目が終わると、手を洗う生徒や給食用のワゴンを運ぶ生徒などが、一斉に動きはじめます。その中を縫うようにして、担当の生徒がネットに入った牛乳パックを運んできます。前回の給食後(今日でいえば、先週の金曜日)に集めた紙パックを洗い、洗浄して乾かしたものです。これを業者さんが回収し、トイレットペーパーへとリサイクルされます。
スーパーなどでも回収ボックスを見かけることがありますが、牛乳パックに使われるパルプはとても良質なもので、リサイクルの原料として優れているだけでなく、森林の保全にもつながっているそうです。
10月11日(金)魚から離れないためにも
日本人の「魚離れ」が進んでいるそうです。その要因は「骨が多い」「調理が面倒」「生臭い」などだそうで、寿司だけは「別扱い」のようです。
魚料理の「問題を解決する」という課題意識を持って、2年生が調理実習に臨んでいました。扱う食材は鰯(いわし)です。「ひらけた!」「背骨どこ?」などと言いながら、どの班もきれいに手開きしていました。ここから班別の計画に沿って、ムニエルやかば焼き、パスタ、ハンバーグなどに調理していくそうです。あちこちからおいしそうないい匂いが立ち上ってきました。
10月10日(木)生命の神秘に触れる
「うわーっ!」「グロい~!」「もーいい!もーいい!」といった反応は、想定の範囲内です。とはいえ、比較的落ち着いた中で、目の前に置かれた「眼球」との対峙がはじまりました(ブタから取り出された本物です)。
余分な肉を外し、球体を半分に切り開くと、中からガラス体や水晶体(レンズ)が現れます。印刷物の上に水晶体を置いたときに「ホントに文字が大きく見える!」といった経験は、図版や画像で学んだ知識とは比較にならないほど、強く印象に残るはずです。
「百聞は一見に如かず」あるいは「体験に勝る学びなし」といった言葉どおりの、「動物の体のつくりと働き」についての学習場面でした。
10月9日(水)はじまり数分前
あと数分で昼休みが終わり、5時間目の授業が始まります。写真は左から順に、1・2・3年生の廊下の様子です。
昨日からの雨により、グラウンドや中庭には水たまりができています。昼休みになるといつも外に飛び出していくメンバーも、今日は屋内で静かに過ごしていたでしょうか。
溢れるエネルギーを有効活用する場は、「もちろん授業の中です!」と即座に答えてもらいたいものです(ささやかな願望です)。
10月8日(火)まずは確認から
種目そのものは、お馴染み過ぎるほど誰もが知っている「綱引き」と「玉入れ」です。
とはいえ、選手の人数や、綱を引く向きを入れ替える時の動き、「ディスタンス玉入れ」(四中オリジナルです)のルールなど、事前に確認しておくべきことが細々とあります。
「今度、1、2年生と合同で練習しますからね~」と聞いて、サッと何人かの顔が上がりました。動きが分からず、まごまごした3年生の姿を見せてはいけない!という意識がそうさせたようです。
10月7日(月)朝の訴え
最近、8時を過ぎると外がにぎやかになってきます。生徒会本部役員選挙が近づいているためです。襷(たすき)をかけた立候補者とその応援者が横に並び、登校してきた生徒に次々と呼び掛けています。
耳を傾けてみると、どの陣営も「〇〇をお願いしまーす!」「おはようございまーす」「△△に一票をお願いします!」といったセリフが繰り返されています。
「せっかくだから、『私は、本部役員として〇〇に取り組みます』といった具体的な内容を伝えてみてはどうかな?」と声を掛けてみたのですが、ややキョトンとした表情をしていました。各候補者が、自分なりの志や決意を訴えるような選挙活動になるといいなと思っています。
10月4日(金)悠久の時を紐解く
『現代の人はどうやって音楽を聴きますか?』「YouTube!」「サブスク」「ライブ」「カラオケ」
『では、中世から近代の人たちは?』「・・・・」「レコード?」『その当時、まだありません!』
こんなやりとりから、昔の人と現代人の、音楽との関わり方の変遷について考えていました。音楽に「形式」が生まれた草創期から、アニメやゲームのテーマ音楽として使われる現代までの長い歴史を紐解く、壮大で興味深い内容の授業です。
10月3日(木)気持ちを滲ませながら
この3日間は、大会に伴う特別日課で給食もありません。午前中の授業終了を告げるチャイムと同時に、廊下がにぎやかになってきました。全校生徒の下校が始まったためです。
朝降っていた雨が上がっているため、コツコツと杖のように傘を突いたり、U字型の柄で前を歩く友達をツンツンと突いたりしながら、多くの生徒がにこやかに下校していきます。早く帰れるのが嬉しい、という気持ちが分かりやすく滲み出ているようです。
10月2日(水)さあ、出発
残念ながら本日は他の用務と重なっており、会場に出向いての応援がほとんどできません。今日は専ら出発する選手たちの見送りです。
「ほら!列が離れないように!」「もうちょっと間を開けてから出発しましょう!」移動の方法や安全について、どの部も事前に入念な確認をしてはいるのですが、引率する顧問は細やかに目を配り、その場で声を掛けています。
朝霞地区全体で、大勢の中学生が一斉に移動することになります。私もこの期間は移動中の中学生(四中生に限らず)をよく見かけます。大半はマナーよく整然と自転車を走らせていますが、一方で、地域の皆さんのご理解とご協力があって、こうした活動が成り立っていることも感じます。
10月1日(火)新人戦 1日目
本日試合が行われている各競技の会場巡りは、野球からスタートです。志木二中さんと合同チームを組んで臨んだ今大会、初回にいきなり3得点でベンチも盛り上がっていました。
栄コートの女子テニスも、「第1試合勝ちました!〇〇さんたちもです!」明るい報告が聞かれ、コート外からの応援の声もはつらつとしています。
ソフトボールは、陸上部からの「助っ人」も加わってこれから試合に臨むところです。ユニフォーム姿が様になっており、何の違和感もありません。
今日まわった各会場の共通点は、保護者の皆さんの声も明るく、元気に響いていた点です。私がバレーボールの会場に到着したのが、あと数点取れば勝利、というタイミングでした。部員の応援はもちろん、保護者の皆さんもメガホン片手に熱い声援を送っています(直後に見事勝ちました!)。
ちょうど団体戦の真っ最中だったのが女子卓球部です。監督が身振り手振りを交えながらコーチングしていましたが、結果はどうだったでしょうか…
9月30日(月)大会直前のチーム状態
明日が初戦のチームもあれば、あさってから始まる種目もあります。いずれにしても、新人戦を間近に控えた各チームがどんな雰囲気か、確かめに行ってみました。
「適度な緊張感」という表現がぴったりのようです。外の部も、体育館の部も、ピリピリしている訳でもなく、弛緩している訳でもなく、よい雰囲気で基礎練習や実践的な練習に取り組んでいます。明日からいよいよ、朝霞地区の新人戦が本格的に始まります。
9月27日(金)包みを開くと
ふれあい橋をみんなで渡り、食材を調達しにいくところからの調理実習です(買い物はおととい済ませていました)。6・7・8組の生徒たちが、この季節らしい「鮭のホイル焼き」を作っていました。私が見に行ったのがちょうど焼き上がる頃だったようで、アルミホイルを開くや否や、湯気とともにいかにもおいしそうな匂いが広がってきました。
鮭の水気をよく取ってから焼くことが、臭み防止のポイントなのだそうです。
9月26日(木)憲法を学ぶ
「人を助けるためだったら、ありだと思います」「でも、矛盾してない?」教室内のあちこちから、闊達(かったつ)な雰囲気で意見が述べられています。公民の授業中、日本の安全保障のあり方について考えているところでした。日本国憲法の学習です。「平和主義」について自分の考えを記載する場面では、カタカタとキーボードを打つ音だけが響いていました。
難しい内容ではありますが、発言や記述の内容もしっかりしており、いかにも3年生らしい授業の様子です。
9月25日(水)冷たさはいつまで?
暑さの中、ペットボトル飲料が冷たさを維持できるのはどのくらいの時間なのか、数学的に考えようと取り組んでいました。現実味のある課題なので、実際の生活を想起しながら思考できそうです(急速に秋らしくなってきたところですが)。
いくつか断片的に分かっている情報を基にグラフを書くと、冷えを維持できる時間が何となく見えてきました。
ところが、そこで新たな問いかけです。「でも、何で直線で結んだのかな?」(ここは直線しかないでしょう)と迷いなく線を引いたとしても、改めて問われたときに(ハッ)となります。こうしたことの繰り返しにより、深い学びにつながっていくのだと思います。