2024年12月の記事一覧
12月5日(木)師走の「初」
本来なら、年明けに初めて筆で書くのが「書き初め」ですが、諸々の事情により、この時期に取り組む学校がほとんどだと思います。
集中することが大事なので、私語を慎むよう指示が出ているようです。何か用がある場合でも、ひそひそと囁くような声しか聞こえてきません。
筆をじっくり、ゆっくりと動かし、文字を構成する縦線や横線を慎重に書き進める人が多い中、ためらいなくスイスイ筆を走らせている人もいます。自信や技量の違いなのか、性格の違いなのか、私には判別がつきませんでした。
12月4日(水)薬指って…
『小指で第2弦の3(フレット)』を押さえて』「2の3?」「指に力が入らない…」
『次、そのまま薬指で第1弦の2を押さえて』「薬指って何!?」「どーゆーこと???」
3年生の音楽で、ギターの練習をしていました。GやDといった基本のコードを押さえるのも一苦労のようで、「どこどこ?」「これで合ってる!?」といった声がそこかしこから聞こえてきます。真剣に取り組んではいるのですが、どことなく和やかで楽しそうな様子です。
12月3日(火)着る物、持ち物
1年生の4クラスで、同時に同じ資料の読み合わせが行われていました。スキー林間学校当日の、服装や持ち物などについてまとめられた資料です。「ではここまでで、質問のある人はいますか?」
あるクラスでは、その後しばしの沈黙が続いたため、機転を利かせた実行委員が「では、2分間取るので周りの人と確認しあってください」と時間を設けました。すると・・・私のそばに座っていたある生徒がクルリと振り向き、「ゴーグルって何ですか?」「泳ぐときに使うやつですか?」こう私に質問してきました。
「せっかくだから、あとで全体の場で聞いてみるといいよ」と答えてみたのですが、そこはためらいがあるようで、「いやー」と静かに前へ向き直ってしまいました。
12月2日(月)私たちの学び
「もっと効果的で、もっとよい授業に」するための取り組みは、年間を通じて続けています。お互いに授業を見合って、意見やアイディアを出し合う日常の取組だけでなく、時には外からの目で客観的に見ていただくことも必要です。
本日は、各教科指導の専門家7名をお迎えして、実際の授業を見ていただきました。それを基に、教科担当間で協議したり、ご指導いただいたりすることで、授業の質的な向上を目指す研修会です。「これで完成」といったゴールはない取組ですが、現状に甘んじることなく推し進めていくことが大事だと考えています。