令和6年度 3学期

教諭、校長として合わせて11年間勤めた、愛着のある第四中学校を離れるのはやはり寂しいものです。とはいえ、第四中は保護者や地域の皆様と共に、これからも発展を続けていくはずです。私も陰ながら見守り、応援していきたいと思います。
1日の中の一コマを切り取って綴ってきた私の「校長室より」は今日で最後となります。ご覧いただいた皆様、4年間ありがとうございました。これからも、第四中学校へのご支援とご協力をよろしくお願いいたします。そして、これまで本校に関わっていただいた全ての皆さんの、今後ますますのご活躍をお祈りしております。

                                 第17代校長  鮫島 弘樹

観客の皆さんが楽しめるよう、毎年工夫を凝らしてきた吹奏楽部の定期演奏会ですが、今年度はこれまでより一層趣向が凝らされ、楽しく華やかな、あっという間の2時間でした。
世代を超えて楽しめる曲の数々に私たち観客も手拍子で参加し、「なりきりマツケン」の登場には会場内が笑顔に包まれ、今年度の全国大会で演奏した「Enjoy! United Kingdom!」の格好良さには圧倒されました。なんと、休憩時間にはホワイエなどで、部員有志によるアンサンブル演奏まで披露され、楽しめる仕掛けがあちこちに散りばめられていた印象です。
吹奏楽部の皆さん、昨日に引き続き、素晴らしい時間をありがとうございました!

さわやかな春の陽気の中、となれば良かったのですが、天気のことはどうにもなりません。横殴りの冷たい雨が降りしきる中、大和田水辺の丘公園が全面オープンしました。前回のプレオープンに引き続き、今日のグランドオープン式典でも四中吹奏楽部が音楽で花を添えてくれました。
しかし、演奏するには相当に過酷な環境となってしまいました。気温が低く、指もかじかんで十分動かなかったことと思います。それでも元気のいい曲を立て続けに披露してくれ、参列した皆さんから拍手喝采を浴びていました。吹奏楽部の皆さん、寒さと雨の中、お疲れさまでした!

1人ずつ順番に廊下へ出て、1年間を振り返るコメントと共に通知表を手渡されていたのは、2年生でした。1年生の場合、場所は教室ですが、担任から言葉をかけられながら通知表を受け取っている点では共通です。修了式を終え、通知表を受け取ると、気持ちはたちまち束の間の春休みへと向かっていくのでしょうか。
第四中学校の1年間の教育課程を、本日無事に終えることができました。

財布や運転免許証、スマホに衣類、果ては入れ歯や小動物のカゴに至るまで、電車内やタクシー車内などの忘れ物、落とし物の類いは、驚くほどの数と種類に上ると聞いたことがあります。
昨日から、この1年間に校内で発見された落とし物が、昇降口に陳列されています。特徴的なタオルや水筒など、すぐに持ち主が名乗り出そうなものが多いのですが、なぜかいつまで経っても引き取られないままです。中には、ケースに入った眼鏡まであります。お心当たりのある方、31日までにご連絡ください!

ポーンと綺麗にサーブが入ったところで、相手の選手はドッジボールのようにその球をキャッチしてしまいます。2学年の球技大会で、バレーボールの対戦が行われているのですが、ちょっと不思議なルールのようです。「ラリー中、1回目と2回目は捕っていいんですよ」そばにいた生徒が教えてくれました。お互いサービスエースの連続、とならないための変則ルールです。そこから放り投げるようにトスを上げ、スパイクも決まっていました。
外では一方の選択種目、サッカーも行われています。こちらもフットサルに近いコートでパスを回しているため度々シュートの場面が見られ、その都度湧いています。
「楽しそうで、何より…」ある先生が目を細めながらつぶやいたのが、私の耳に入りました。

私が階段を上がっている途中から、大きな歓声が聞こえてくる1年生の教室がありました。その教室へ入って、合点がいきました。チーム対抗で競っていたのは、いわば1年間の成果を試す、英語によるクイズゲームでした。例えば著名人の写真が映され、「この人は誰か」を英語で答えたり、読書中の子供に対して母親が呼び掛けているイラストが映され、「何してるの?」のセリフを英語で答えたりするお題が数多く用意されています。そして、問題の難易度に応じて異なるポイントが与えられるルールのようです。
私が見ていても楽しいお題で、しかも単語ではなく、一文として答える必要のある問題も多いため、盛り上がりながらも頭を使う50分間になっていたはずです。

汽車を待ってもいませんし、時計を気にしてもいませんが、季節外れの雪が降っています。この時期の雪を「名残り雪」や「別れ雪」などと呼ぶそうです。シャーベット状の雪のため、多くの生徒たちが足元を濡らしながら登校してきました。
外は冬に逆戻りでも、教室の中はポカポカです。2年生の教室では、和やかな雰囲気の中で「Word Wolf」が繰り広げられています。いわば、会話による人狼ゲームです。ルールそのものは易しいものですが、英語を駆使して会話することに苦戦している人も少なからずいるようです。

珍プレーも続出し、なんだかとても楽しそうです。1学年の球技大会が行われています。風船バレーですが、全員が腰を下ろすルールです。以前学習したパラスポーツを参考にしているのでしょう。名付けて「シッティング(sitting)風船バレー」の対戦は予想以上に白熱し、かつ、空振りしたり顔面に当たったり、スパイクを打った瞬間に風船が破裂したり、その度に爆笑する姿があちこちで見られます。このあとはもう一つの種目、ドッジボールが行われるそうです。

1年生が詠んだ俳句の作品が、順次掲示されています。
「朧月夜(おぼろづきよ)」や「蟲(むし)」など、難しい語句や漢字を使ったものもあれば、あまり技巧に走らず、直球で情景を詠んだものまで多種多様です。
「桜咲き みんなで食べる 桜餅」という句がありました。平和そのものといった様子で、私は結構気に入りました。(画像は一部加工してあります)

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