第1回校内授業研究会

本校では、市の委嘱研究で「質の高い学びの実現に向けた授業スキルの向上」を研究主題として、いよいよ発表年を迎えました。「教師の話過ぎの授業」を改善すべく、教師の説明の時間と生徒の学びの時間をそれぞれ計測し、これをエビデンスとした授業改善に取り組んできました。

今年度、その成果をまとめるために、最終年度は東洋大学の後藤顕一教授を指導者としてお招きし、第1回目として数学科と音楽科の授業研究会を開催しました。

音楽は、9月の合唱コンクールに向けてパート練習を行う中で「どのように歌えばよいか」意見を出し合いながら、合唱の質を高めていく授業でした。教師の指示と助言は最小限としながら、生徒が楽譜を読みながらパートリーダーを中心に歌い方を工夫していく様子が見られました。

数学は、二次方程式を自由進度学習で学んでいく授業でした。教え合ったり、一人で問題を解いたり、自由に取り組んでいるのですが、遊んだりさぼったりしている生徒を見つけることができませんでした。最後の小テストの時間の様子から、生徒一人一人が深く学んでいたを物語っていました。振り返りもバッチリです。

研究協議では、先生方の活発な協議の後、後藤先生からご指導いただきました。「生徒の主体性を信じる」「生徒の伸びを信じる」からこそ、1時間の多くを生徒の学びの時間にあてている。その成果として生徒が主体的に学んでいることが素晴らしい。とお褒めの言葉をいただきました。

研修の時間もなかなか取れないですが、2月10日の本発表に向けて研究のまとめを進めてまいります。