令和6年度 3学期

2月12日(水)「顔」づくり

今年度も、楽しい作品が並んでいます。美術室前の廊下に飾られているのは、2年生が制作した「企業ロゴ」作品です。多いのは、カフェやハンバーガーショップ、おにぎり専門店など飲食店で、中にはキムチ専門店の企業ロゴもありました。他にも書店や楽器店、旅館にフラワーショップなど、業種が多種多様で、見ていて楽しい作品展示です。
企業ロゴは、いわば企業の「顔」です。成り立ちや特長など、頭の中で架空の企業の物語を考え、広告の効果を高めることを狙って、デザインや色遣いなど工夫しながら制作を進めたのでしょう。いかにも楽しそうな活動です。

2月10日(月)ウサギと玄武岩

科学とは、夢を膨らませることもあれば、ロマンを現実に引き戻すこともある学問のようです。科学的に見ると、残念ながら月にウサギはいません。ウサギのように見える部分はクレーターで、そのクレーターから持ち帰った黒っぽい石には、火山に由来する玄武岩が含まれていることが分かっているそうです。そのような話と共に、黒板には、「火山岩」「深成岩」「斑状組織」「等粒状組織」といった用語が並んでいます。これを丸暗記しただけでは何も面白くありません。そこから地球の成り立ちや、活動する地球の姿などが見えてこそ、学びに意味が生じてくるのだと思います。

2月7日(金)豆まきとチョコレート

6・7・8組は数学の授業中です。二等辺三角形や正三角形の条件について学んでいたり、文章題に取り組んでいたり、個々に合わせた学びが進められています。文章題は、頭の中だけで考えるより簡単な絵にしてみた方が、問いの中身が見えてくる、とアドバイスを受け、実践しています。
6・7・8組の共同制作による正門の作品も、新しいものに更新されました。2月のテーマは豆まきとチョコレートなのだそうです。

2月6日(木)多様性って

多様な人々が「自分らしく生きる」ことについて考える講演会を、3年生を対象に実施しました。細田智也さんによる講演テーマは、「性の多様性って何だろう」です。
細田さんは、物心ついた頃から自分の性別に違和感を持つようになり、大学生の頃に戸籍を女性から男性に変更したそうです。その経緯を軸に、当事者でなければ語れない心情や直面した事実などを、丁寧にお話いただきました。3年生たちがどう受け止めたかは、それぞれだと思います。こうした機会を通じて、自分なりに解釈し、考えることこそが大切なのだと思います。

2月5日(水)大事な学び、貴重な機会

子供たちにとって大事なのはもちろん、私たち大人にも為になる内容です。毎年お話を伺っていますが、いつもそう思います。助産師の櫻井裕子さんと「お弟子さん」のコンビによる性の講演会が、昨日は1年生、今日が2年生を対象に行われました。
2年生向けには、交際や性暴力に関する内容に加えて、法改正により現在どのような状況になっているのかについても触れていただきました。文字だけで見ると難しそうな中身に感じますが、これを楽しい雰囲気で分かりやすく、そして印象に残りやすい仕掛けによってあっという間に過ぎていく、貴重な60分間なのでした。

2月4日(火)青空サッカー団

空気は冷たくても、抜けるような青空が広がっており、外で体を動かしたくなるような天気です。体育の授業を見に行ってみました。サッカーを選択したグループです。
「下ろして~」「まだ!」「そっちちゃんと持てよ!」威勢のいい声を飛ばしながら、サッカーゴールやハンドボールゴールを移動させています。準備運動や補強運動のあと、ゲーム形式を行うようです。授業なので小一時間ほどの活動ですが、程よく体を動かして、爽快な気分になれそうです。

2月3日(月)一部分から推定する

生徒会の役員選挙という身近な話を例に、3年生が「標本調査」と呼ばれる統計学の基礎を学習していました。
選挙結果の予想だけでなく、マーケティングや生物の個体数調査など、実際の生活や社会の中で様々に活用されています。今日の授業では、最後に標本調査による「一見もっともらしい」予想が外れてしまうという展開を見せました。その原因は、抽出するサンプルの偏りにあります。世に出回る宣伝や広告の中には、この偏りを意図的にかつ巧みに仕込んでいるものもあります。情報を適切に読み取る力も、併せて高める必要があります。

1月31日(金)学びと憩い効果

教室に入った瞬間に感じる楽しそうな雰囲気が、何よりいいなと思いました。3年生のこの時期は、気を張ったり、不安を感じたりする人が多いのだろうと思います。
そのような中、とても和やかな雰囲気で百人一首に取り組んでいます。国語の授業の一環です。10分少々で終了となったのは、20首のみの変則ルールで対戦したためでした。これからしばらくの間これを繰り返しながら、百人一首の理解を深めていくことになるようです。

1月30日(木)入学に向けた第一歩

上にきょうだいがいれば、おおよそのイメージは湧くかと思いますが、初めて第四中学校にお子さんを入学させる親御さんにとっては、当然ながら未知の部分が多くあることと思います。
午後3時半から約1時間、新入生保護者の皆様を対象に、本校について縷々説明させていただきました。皆さん、第四中にどんな印象をお持ちになったでしょうか。
この時期を迎えると、(また新たな1年間が始まるな)という実感が湧いてきます。安心して入学の日を迎えていただけるよう、私たちもしっかり準備を進めてまいります。

1月29日(水)「市長さん、聞いてください」

夕方、並木傑市長が来校されました。ズバリ「新座市誕生55周年をみんなで楽しくお祝いしよう」をテーマに、生徒会本部役員と懇談するためです。
事前に一生懸命考えたアイディアを、本部役員たちがプレゼンしていたのですが、私は(それは面白い!)と唸りながら聴いていました。実際に採用される可能性もあるようなので、内容については「お楽しみ」としておきます。
後半のフリー懇談では、「ボロボロの楽器をなんとかして欲しいんです」「バスケットボールができる公園を作ってください」など、中学生らしい要望や提案があり、市長が一つ一つに回答していました。中には「昔、転んで起き上がったところをゾウキリンにパンチされました」という意見(?)もあり、一同苦笑していたのですが、市長はそれに対して驚きの回答を示していました。(さて、なんと答えていただいたのでしょうか???)